地方にはそれぞれ、その地域でのみ食べられるローカルフードが存在します。
それらは「ご当地グルメ」や「B級グルメ」などと呼ばれ、その地域にとどまらず全国的に愛されていることがほとんど。
当然、岡山にもB級グルメと呼ばれるお食事は数多くありますが、いったいどんなB級グルメがあるのでしょうか?
今回「SETOUCHI LOCAL(瀬戸内ローカル)」では、岡山県で食べることができる「B級グルメ」と「それぞれの料理が食べられるオススメのお店」についても紹介していきますので、ぜひこの記事を最後まで読んでお店選びの参考にしてくださいね。
えびめし
「えびめし」は、ごはんに海老などの具を入れて炒めてソース味に仕上げた一品。
見た目は「黒いチャーハン」です。
味はほんのり甘く、香ばしいのが特徴。錦糸卵が乗っているのもポイントです。
えびめしや万成店
そんな、えびめしが食べられるおすすめのお店は「えびめしや万成店」。
こちらは、東京渋谷にある「いんでいら」(えびめしの原型となる料理を最初に提供したカレー店)で修行したシェフが1966年に創業したお店です。
場所は岡山駅から車で15分程度と、少し距離はありますが、いつもお客さんで賑わう人気店です。
テレビでもたびたび紹介されることもある有名店ですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
デミカツ丼
「デミカツ丼」は、ソースカツ丼のソースをデミグラスソースに変更したもの。
丼の米の上にキャベツとカツが乗っていて、「和の豚カツ」と「洋食のデミグラスソース」が絶妙にマッチする和洋折衷なカツ丼です。
味司 カツ丼 野村
「味司 野村」は、なんと昭和6年創業のデミカツ丼発祥のお店。
創業者が東京のホテルのレストランで修行していたときに考案されたと言われています。
こちらのお店は、県内のお客さんだけでなく県外からのお客さんも度々来店する人気ぶりです。
場所は岡山駅から徒歩で10分程度とアクセス良好!
桃太郎通りから、一本中に入った路地にお店があります。
店内は券売機で食券を買うシステムなので、入店時にお支払いを済ませれるのは個人的に嬉しいポイントです。
満席のことも多いため順番待ちは覚悟してくださいね!
- 味司 カツ丼 野村
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- 場所
- 岡山県岡山市北区平和町1-10 野村ビル 1F
- アクセス
- JR岡山駅から徒歩7分
岡電「西川緑道公園駅」から徒歩1分
- 営業時間
- 11:00~14:30、17:30~20:30
- 定休日
- 月曜日
- 予算
- ~¥999
- 注記
- 諸状況により、掲載情報から変更されている場合があります。事前に施設・店舗までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。
ひるぜん焼きそば
「ひるぜん焼きそば」は、かしわ(鶏)肉と高原キャベツが入った、太麺の焼きそば。
味付けは、甘辛の秘伝の味噌だれで、濃厚な味わいの焼きそばです。
また、ひるぜん焼きそばは、食感にも特徴があります。
かしわのコリコリ食感、キャベツのシャキシャキ食感、太麺に絡んだ濃厚味噌だれ味が人気の秘訣です。
やまな食堂
やまな食堂は、「ひるぜん焼きそばの名店」と呼ばれるほどの人気店。
定番の「ひるぜん焼きそば」もおすすめですが、ホルモンや豚肉の入った焼きそばも隠れた人気メニューです。
ホルモンうどん
「ホルモンうどん」は、新鮮なプリプリ食感のホルモンと濃厚な味噌だれが特徴の岡山県津山市発祥のB級グルメです。
ホルモンうどんに使用されるホルモンは、小腸、大腸のほか、センマイ、 ミノ、心臓など様々な部位が含まれているのが特徴。
栄養価も高い一品です。
板野食堂
「板野食堂」は創業120年以上の老舗。
こちらは、たびたびメディアに取り上げられる全国的に有名なホルモンうどんのお店なので、地元の人だけでなく全国からのお客さんで賑わっています。
辛さは「普通」「ピリ辛」「激辛」の3種類から選べるので、好みの味付けを探すのも楽しいですね◎。
閉店時間が17:00(日曜は16:00閉店)と早いため、ディナーではなくランチに行くことをおすすめします。
カキオコ
広島の名物と言ったら「牡蠣とお好み焼き」をあげる方も多いと思いますが、岡山でも牡蠣とお好み焼きをミックスさせた「カキオコ」が、ご当地グルメとして大変人気があります。
この「カキオコ」という言葉は、2001年1月26日に「お好み焼き ほり」で生まれました。
この「ほり」も地元民だけでなく観光客にも人気のお店ですが、この記事では筆者が個人的に大好きな「うまうま」というお店を紹介します。
うまうま
うまうまは、日生駅のすぐ裏にあるお店で、カキオコ以外にもさまざまな牡蠣料理を提供しているお好み焼き屋です。
カキオコだけを提供しているわけではないので、さまざまな食べ方で牡蠣を満喫したいのであれば断然オススメ。
牡蠣好きの方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがですか?
きびだんご
「きびだんご」は、「吉備の国」と穀物の「きび」をかけて、生まれた和菓子。
その歴史は、古く江戸時代にまでさかのぼります。
当時、岡山県では「※キビが豊作」だったため、それでだんごを作ったことがルーツと言われています。
※イネ科の一年草で、穀物の1種
原料はもち米と水飴、上白糖、きび。
しかし近年では※求肥(ぎゅうひ)を使ったきびだんごが主流になっています。
※粉状のもち米や白玉粉に、水飴または水や砂糖を入れ練り上げたもの
廣榮堂 中納言本店
そんなきびだんごが有名なお店は「廣榮堂(こうえいどう)」。
こちらのお店は150年の歴史を持つ老舗の和菓子屋さんです。
国産のもち米と砂糖と水飴、きびを加え、素材の旨みを活かした昔ながらのきびだんごを購入することができます。
店舗には喫茶スペースもあり、かき氷などのデザートや、数量限定でのランチなども食べることもできますよ。
桃太郎で有名なきびだんご。
犬、猿、雉も虜になったそのお味を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、岡県民の胃袋を鷲掴みにするB級グルメの名店を厳選してご紹介してきましたが、お目当てのスポットは見つかったでしょうか?
どのお店も、本当に美味しい名店なので、岡山を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。