【企業インタビュー】福山職業リハビリテーションアカデミー | 広島県福山市の就労移行支援

笑顔に満ちた就職活動を。

福山職業リハビリテーションアカデミーでは「自立して働きたい」という皆様のお気持ちに寄り添いながら一人ひとりにマッチした就職訓練を行い就労と定着を全力でサポートしています。

設立背景

現代社会では、「うつ病」や「ADHD」「ASD」や「知的障害」などさまざまな障害を抱えて生活する方々が多数おられます。

そうしたハンデを負った方々が持っているポジティブなスキルをいかんなく発揮できる環境を増やしたいという強い思いから、福山職業リハビリテーションアカデミーを開校しました。

代表の三宅さん自身、以前から就労支援の職に携わっていたことや、創立メンバーである職員の方々も就労支援のスキルを持っていたことから、就労支援が必要な方々の環境をより輝かせることができます。

企業ミッション

障害を持っていると、健常な方に比べて自分のやりたいこと、就きたい仕事に就くことが難しい側面があります。

就労支援を通してこのような壁を少しでも低くすることで、自分のやりたいこと、就きたい仕事で活躍のできる人材を生み出し続けることが使命だと考えています。

イタリア語で「クォーレ・リッコ」という言葉があります。

この言葉は、弊社の社名にも起用しておりますが「心豊かに」といった意味があります。

公私ともに寄り添い、中身のある支援を提供することで人生が豊かになるお手伝いをして、私たち職員も心豊かになりたいと考えています。

サービス内容

就労移行

就職をしたいけどなかなかご自身で就職先を探すことや、スキルをのばすことが困難な方に。

利用期限二年といった枠はありますが、その中で就職を実現するための実践的なトレーニングと資格取得のお手伝いをするサービスになります。

就労定着

「就労移行」を通じて実際に就労された方々が、企業でうまく定着できるようにサポートするサービスになります。

実際に就労された企業の方々との距離が近いスタッフと、現場単位で関係を構築することでトラブルの防止などを図ることができて働きやすい環境を構築するお手伝いが可能です。

就労者とは毎日連絡を取り合い、企業の方とも月一で面談することで双方にとって有意義な形を日々模索しています。

就労継続支援Ｂ型

こちらのサービスは2024年6月に開始したサービスになります。

就労移行サービスと似ていますが「二年の利用期限」が無いことが大きな特徴になります。

公共交通機関に乗れない、施設に向かうことができないなど、就労移行サービスをご利用の方でご自身の体調やコロナ渦といった社会情勢が重なり就労が困難な方がおられました。

その際に、一人一人にあったペースでの就労移行サービスが必要だと考え導入することを決意しました。

このサービスで一人でも多くの方のお力になれることができればと考えております。

障害者の就労支援における取り組みと成果

毎年この施設から、就労に成功して活躍しておられる方々が生まれています。

そのうちの90％近くの利用者が離職せず定着しております。

私たちは、「福祉思考」と「企業志向」の調和をうまく調整することで定着率約90％を実現できていると考えております。

利用者の定着には、利用者一人での実現は難しいですし、企業の方だけでも難しいです。

関わるみなさんの声を拾い上げて形にすることが私たちにできることだと考えております。

そのため、私たちのかじ取りが非常に大切になってきます。

その基盤として、「福祉思考」と「企業志向」の調和を大事にしております。

支援を受けた方の声

自閉症スペクトラム障害の20歳代男性（就労移行支援）

学校を中退後就労していましたが発達障害と診断され離職しました。

障害特性を理解してくださる就職先があるかと悩んでいました。

一旦は、障害者雇用で就職活動を進めてみましたが人間関係で困ることが多く、結局退職しました。

その後は、就職活動がうまくいかず困っていたときに福山職業リハビリテーションアカデミーを紹介していただきました。

福山職業リハビリテーションアカデミーでは毎日コツコツとパソコンの課題に取り組みました。

結果、資格試験に合格することができスキルアップにつなげることができました。

就職活動では、面接での受け答えの方法や礼儀作法の基本を学び何度も何度も練習をしてから、本番に臨みました。

何度も練習したかいがあり、緊張せず面接に臨むことができました。

就職した今思うことは「就職するにあたって一番大事なことは規則正しい生活を送ること」だと気づきました。

目的を持って行動することの大切さを福山職業リハビリテーションアカデミーで学ぶことができました。障害の特性と配慮事項を就労先に伝えていただいたことで一人で就職活動をするよりも心強く活動をすることができました。

定着支援で実際に現場に来ていただきアドバイスもいただき感謝しています。

社会不安障害の40歳代女性（就労定着支援）

私が一番悩んでいたことは1人でハローワークに行って就職活動をしても、なかなか就職先が見つけられないことでした。

焦ってばかりで金銭面でも困っていました。

紹介があって福山職業リハビリテーションアカデミーを知り見学させていただき、通所することにしました。

今までパソコンに触れることがなかったんですがパソコンを体験して毎日楽しく通うことができました。

福山職業リハビリテーションアカデミーでは就職先を一緒に探してくださったりハローワークにも一緒に来てくださったので安心して就職活動に集中することができました。

面接の受け答えかたや、履歴書の書き方なども教えてくださいました。

就職した今は福山職業リハビリテーションアカデミーに行ってなかったら今の会社で長く勤めていなかったのかなっと正直思っています。

福山職業リハビリテーションアカデミーのスタッフの方々のサポートがあり今も悩みを聞いていただいたり訓練日報を書いたり、報告や連絡ができているからこそ今の仕事を続けられてると思います。

福山職業リハビリテーションアカデミーの皆様、本当にありがとうございました。

今後の展望

現状の課題として、福山職業リハビリテーションアカデミーの間口がまだ狭く、私たちのサービスを必要としている方々に届き切れていないと考えています。

さまざまな施策を考え取り組むことで間口を広げて、より多くの方が社会で健全に働き「心豊かに」生活できる環境を創ることで地域社会に貢献していきます。