徳島旅行をもっと特別な思い出にするために忘れてはいけないのがお土産。
自分へのお土産や会社の同僚・友人・家族へのお土産など……その思い出を共有するためにはとても大切なものです。
本当に美味しいお土産をあげれば、相手は喜んでくれるし「今度行ったら、また買ってきて」とお願いをしたり「自分も今度、徳島に行ってみたいな」と思うこともあるでしょう。
ですが反対に、微妙なものをわたしてしまったときは無難なお礼に終わってしまう。
やはり、せっかくお土産をわたす以上、相手に喜んでもらいたいですよね。
そこで、SETOUCHI LOCALでは、徳島をこよなく愛す筆者が地元の人間として自信を持っておすすめする、本当に美味しい徳島のお土産を13個厳選してご紹介いたします。
定番の人気アイテムから、徳島でしか手に入らない限定の一品まで、どれも「ここでしか買えない特別感」を感じられるものばかりですので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
マンマローザ
徳島銘菓の定番土産。
徳島県産の牛乳を使用したミルク餡がたっぷりと詰まった洋菓子で、しっとりとした食感が特徴です。
名前についている「マンマ」はイタリア語で「お母さん」の意味。
こちらは徳島土産でありながらも、徳島県民も人生で一度は口にするというほど地域に根づいたお菓子です。
味はやさしい甘さとともにミルクとバターの香りが広がります。
「地元の人は地元の土産をあまり口にすることはない」と言われるなか、老若男女に愛されている本当に美味しいおすすめのお土産ですよ。
金長まんじゅう
古くから愛されている徳島土産の大定番。
ほろ苦いチョコ風味の皮に白餡をつつんだ和菓子です。
昨今は「生」の金長まんじゅうなども登場していますが、おすすめはやはりこのベーシックな金長まんじゅう。
口当たりは東京土産の「ひよこ」のような感じ。
しっとりしているけど、どこかドライな口当たりもあります。
超しっとりな食感が好きな筆者としては少々物足りなさもありますが、たぶんそれは少数派……
多くの人が「美味しい」と感じる絶妙な食感と、ビターな味わいの皮と甘い白餡のコントラストが人気の一品です。
ぶどうまんじゅう
100年以上の歴史がある老舗和菓子屋さん「美馬市穴吹町の老舗和菓子店日乃出本店」の看板商品。
練乳が練りこまれたあんこ玉を薄い皮でつつみ、それを団子のように棒でさした一品です。
色は紫色で見た目は葡萄……
ですが、この「ぶどう」の由来は果物の葡萄ではなく「武道」からきているのだとか。
口当たりはなめらかで、皮の食感はほとんど感じず、味はやさしい甘さが口いっぱいに広がります。
「いちご」「すだち」「鳴門金時」など味のバリエーションがありますが、まずはベーシックなぶどう饅頭をおすすめします。
1本ずつの個包装になっていますので、開封後の扱いが楽なのも嬉しいですね。
素朴で普通の美味しさですが「徳島土産と言ったら」のうちの1つですので、チェックしてください。
鳴門うず芋
徳島の名産でありさつま芋の女王と呼ばれる「鳴門金時」の甘さを活かした栗尾商店の代名詞ともいうべき商品。
世界的食品品評会である「モンドセレクション」で連続金賞を受賞した実力派のお土産です。
こちらのお菓子の作り方はシンプル。
丁寧に手で切った鳴門金時を蒸かして蜜床に漬けこみ乾燥させれば完成です。
シンプルな芋にしっかりとした蜜の甘さがプラスされた美味しさが絶品で、とくに女性に人気があります。
しっかりとした食べごたえと、自然由来の芋の味でほんのちょっぴり罪悪感を抑えられるのもポイントのおすすめ土産です。
金露梅
名誉総裁賞と茶道家元賞を受賞した阿波銘菓。
北海道産の大手亡豆に新鮮なたまご、ミルクをふんだんに使用した自家製の黄身餡をチョコレートコーティングした一品です。
由来は、徳島県の最高峰である「剣山」に自生している金露梅の花。
形も金露梅を模しているのが特徴です。
一個いっこが金色のパッケージで個包装されているため、バラマキ用のお土産にもぴったり。
チョコレートがベースの洋菓子ですが、餡の和の雰囲気もある不思議な味わいが人気の徳島の有名なお土産ですよ。
フィッシュカツ
魚のすり身にカレー粉、香辛料などをあわせてパン粉をつけて揚げた徳島のご当地グルメ。
徳島で「カツ」といえばトンカツではなく、フィッシュカツというほどに地域に根づいた一品です。
ピリ辛な味がお酒のつまみやちょっとしたおやつにぴったり。
徳島のお土産コーナーではフィッシュカツがさまざまなメーカーから販売されています。
そのなかでも、メジャーなのは画像にもある谷ちくわ商店の「かつ天」。
しっかりとした濃い味が特徴で、ソースやマヨネーズをかけても美味しいですよ。
大野海苔
徳島県に住んでいる人ならば、どこのご家庭にもあるという「大野海苔」。
こちらは、お土産物屋だけでなく、徳島県内のスーパーマーケットでも気軽に購入することができます。
有明海は上質な海苔が取れることで有名。
そのなかでも優良なものだけを厳選して作ったのがこちらの商品です。
甘・辛・ピリという3つの要素がある味つけは、一度食べるとクセになります。
決して派手さはないですが、購入して常備しておきたいおすすめのお土産です。
竹ちくわ
天然の青竹に魚のすり身を巻きつけて焼きあげた「谷ちくわ商店」の看板商品。
ゴリゴリとした食感と強い弾力が特徴の美味しいちくわです。
食べ方は、竹を手で持って豪快に豪快にかぶりつくというもの。
すだちを絞っても美味しいですよ。
なかなかちくわを、こんなふうに食べることはないと思います。
こういった非日常感が味わえるのも、お土産の醍醐味のひとつ。
かつ天と一緒に購入していく人も多い、徳島の定番土産です。
半田そうめん
半田そうめんといえば200年の伝統を持つ徳島のご当地グルメのひとつ。
通常の素麺より太く、うどんより細いという太さが特徴で、国が定める基準では「ひやむぎ」に分類される太さになっています。
もちもち食感、つるんとした喉越しが味わえます。
この半田そうめん特有の太さとコシの強さから、パスタのように調理したり、通常の素麺とは違ったアレンジが楽しめます。
キリっと冷やしても美味しいですが、温かい麺として食べるのも半田そうめんならではのおいしさですよ。
徳島ではさまざまなメーカーから半田そうめんが販売されていますが、有名なのは「岡本製麺」や「小野製麺」など。
他のそうめんとは一線を画す珍しい一品ですので、お土産として買っていくと喜ばれますよ。
ザすだち
徳島県特産のすだち果汁を原料にした缶入りのドリンク。
ほのかな酸味と甘味が美味しい一品です。
暑い夏にキンと冷やして飲むのがおすすめ。
あと味もスッキリしているので、普段ジュースを飲まない人や甘いものがあまり得意ではない人も美味しく飲むことができます。
缶入りということで、持ち帰りが少々大変なところもありますが、美味しいのでぜひ飲んでもらいたい一品です。
持ち帰らずに旅先で購入して飲むのもひとつの方法ですよ。
花嫁菓子
昭和27年創業の浅井製菓所が販売する伝統的なお菓子。
もち米と砂糖を混ぜて作った「ふのやき」という和菓子です。
白、桃色、黄色のおめでたい三色が特徴。
パリッと軽い食感でやさしい味わいの一品です。
こちらの商品は、結婚式でも使用されるおめでたいお菓子でもあり、徳島県以外での販売がないため、徳島に行ったら一度は食べてみたい変わり種のお土産です。
金のしずく
徳島県産の鳴門金時芋を使用した蜜入りの饅頭。
白生餡の中心に甘い蜜が入っているため、噛んだ瞬間とろーりと口のなかに蜜が溢れてくるのが特徴です。
甘さ控えめの餡と甘い蜜との相性が抜群で、地元の人も「美味しい」と絶賛する一品になっています。
とくに女子が好きな味と食感なので、女性へのお土産にぴったり。
パッケージのデザインも可愛くておしゃれなのもいいですよね。
お芋好きな方にもおすすめしたいお土産です。
はんごろし
少々物騒な名前のこのお土産は、徳島県の郷土料理。
こちらは、炊いた米を米粒が残るていどに荒くつぶす(半分だけすりつぶす)ことから、はんごろしという名がつけられました。
平たくいえばおはぎのような荒い食感のよもぎ餅。
きな粉をまぶしているのも特徴です。
この「はんごろし」を作っているのは「ビーンズあい」という那賀町のおばあちゃんグループ。
他の地域では決して食べることができない、手作りの味が味わえます。
「農産物直売所あいおい」のみで購入可能な超レアなおすすめ土産ですよ。
まとめ
以上、徳島の本当におすすめなお土産を13個ピックアップしてご紹介してきましたが、お目当てのお土産は見つかったでしょうか?
どのお土産も本当におすすめしたいものばかりなので、徳島を訪れた際はぜひチェックしてみてくださいね。